意外と見落としな下回りの確認
車を買うときは、まずボデイの綺麗さや室内の綺麗さに気を取られてしまいますが、ジムニーは下回りの確認を怠ると後から余計な出費が出てしまいます
ジムニーはホーシングという金属の筒の中に駆動系からの伝達するシャフトが中に入っているのですがデフ側のオイルシールが劣化してくると、そこからデフオイルが漏れてきて最終的にはデフオイルとグリスでベタベタに汚れます。
そのデフオイルがタイヤやブレ-キデイスクに付着すると、タイヤが滑ったりブレ-キの効きが悪くなったりと危険です。
正常な状態は写真のような金属面が綺麗な状態が好ましいです。
上の写真みたいに油汚れが付着していなければ、適度にメンテナンスされていた可能性があるので購入後すぐにオイル漏れがするとは考えにくいですが、もし下記のような油汚れがありましたらその車は乗りっぱなしの可能性があるのでお勧めしないです。
ちなみに修理となると、片側で2万位します(整備工場で金額の差はあり)、片側が漏るということは、もう片方も近いうち漏れてくる可能性があるので、デフオイルを抜くことを考えると両方交換したほうが安心に乗れます。
オイルクーラーからのオイル漏れに注意!
JB23ジムニーには水冷式のオイルクーラ-がありますが、エンジン側との取り付け部分にパッキンが使われてます、その部品も経年劣化でオイルが持ってくることがあります。
ここのパッキンが劣化してくると、下の黒い筒状の物(オイルフイルタ-)までオイルが滴ってきます。
ここの部品の交換は整備工場の腕で大きく変わります。
オイルクーラーの取り付け部が狭いので、タービン取り外しをされる工賃が軽く倍となりますので、
交換する時は整備の方とよく相談をしたほうが良いですよ~
オイルパンからのオイルの滲みはこれぐらいだったらまだ大丈夫です。
ラテラルロッドのがたつきに注意!
リフトアップなどして車高を上げた時に、社外のラテラルロッドという金属の棒で補正します。
これも新品の時なら取り付け部がしっかりしているのですが、走りこんでいくうちにガタがでてきます。
あまりガタつきがひどい時は直進安定性にも影響出てきます。
走行していると振動とかでナットが緩んでくることがあります、もし展示場で見た時に、ここのナットがユルユルな個体は乗りっぱなしでろくなメンテナンスを受けてない可能性があるので避けたほうが良いですよ~
ナットが取りついている金属の棒も掴んで前後に動かしてガタがあるなら避けたほうが良いです。
常備していたい工具
JB23ジムニーの車載工具はジャッキくらいしかないので、出先でナットが緩んだ時に工具が無いと締め付けができなく困ってしまいますのでモンキーやスパナを載せておくといざというときに対処できます。
社外品によってはナットの大きさが変わりますので、その車体にあった工具を使用してくださいね
モンキーは口の大きさを変えられるので便利ですが、力を思いっきりかけるとナットの山をなめてしまうので注意が必要です、できればサイズのあったスパナが良いかなと思います。
モンキーで力をかけるときは口のガタが無いようにピッタリ合わせないと、力をかけた時にズルッとすべり危ないですよ~
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